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小池 俊介

2024年 新年のご挨拶/小池より

更新日:1月5日



新年、明けましておめでとうございます。

フォレストファーム取締役の小池です。

旧年中は大変お世話になりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


中小企業を取り巻く外部環境について昨年を振り返りますと、新型コロナウイルスの影響がほぼなくなり、ビジネス環境が一変した一年でありました。

輸出、インバウンド、エンタメ関連のビジネスが拡大し、それに伴ってサービス関連ビジネスが大きく伸長していきました。

リアルのコミュニケーションが復活し、ライブイベントや酒場、国内外旅行において新たな需要が生まれています。

一方、時代の変化に対応しきれず、顧客離れをおこしている事業も多く存在し、深刻な資金繰りの悪化に関するご相談も急増しています。


金融面のマクロ環境を概観すると、欧米の金融当局は金融の引き締めを終了させ、緩和の方向に動いていくものと予想されています。このため、円の対米、対欧の金利差が縮小し、円高圧力が強まるものと予想されます。対する日本銀行が金融政策をどのように運用していくのかが注目され、人為的な影響による為替変動が大きくなる一年になることが予想されます。


中小企業対策予算の中身を見てみますと、「省力化投資」と「スタートアップ支援」がキーワードのように思います。

人手不足に対応するための「省力化投資」に対する補助金制度などが今後スタートします。

また、昨年度からの引き続きの傾向ですが、「スタートアップ」と言われる企業群への支援に関する予算も数多くメニュー化されており、このような傾向が続いていくようです。


中小企業経営においてこうした環境を踏まえて重要なことは、やはりお客さまニーズの変化をいかに捉えるか、ということではないでしょうか。

コロナ前のお客さまニーズとコロナ後のお客さまニーズは「変わっている」という前提でお客さまと向き合うことが重要かと思います。

時代の変化に応じて生じつつあるニーズにいかに早く気づき、素早く商品やサービスを設計してテストしてみる、という姿勢が極めて重要です。


今年は『外需獲得』が一つの切り口ではないかと考えています。

海外主要国の所得水準は日本国内と比べ物にならないほど上昇しています。残念ながら、日本は貧しくなったのです。

しかし、考えてみると、海外と比較して日本が貧しかったことは何度もありました。第二次大戦前後や高度成長期もそうだったはずです。

その時にどうしたか。

やったことは『外需獲得』です。

幸いにして当面は円安の地合いが続きますし、こぞってインバウンドが日本国内に流入しています。

今起きている時代の変化に対応し、自分ができる『外需獲得』は何か、一緒に知恵を絞っていければと思っています。


これまで通り、多くの中小企業経営者さまとお話をさせて頂く中で得た鮮度の高い情報を皆さまにお伝えし、皆さまの経営のお役に立てればと考えております。

皆さまにとって、幸多かりし一年となりますことを祈念いたしております。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。


小池俊介


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