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お客様の声

株式会社法塔ベーカリー

代表取締役 森 柾人 さん

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御社の概要・事業内容を教えてください。

曾祖父が米国でパンづくりを習い、帰国後1924年横須賀でパン屋を始め、昨年創業100周年を迎えました。関東大震災や戦後の厳しい物資不足の時代を乗り越え、その時代の経営者がそれぞれの考え方で運営してきた結果、試行錯誤しながらも地域社会との深い結びつきを築き上げ、現在まで存続してきました。創業当時は、海軍工廠などにパンを納品しており、2代目は給食パンの製造に尽力。父である3代目は、市販パンへと転換し、横須賀市根岸町にベーカリーレストランを立ち上げました。

 

2010年には、当社の「よこすか海軍力レーパン」が、「日本全国ご地パン祭り」でグランプリを獲得し、創業以来の大ヒット商品が誕生しました。私は、昨年バトンを受け継ぎ代表に就任。伝統を受け継ぎながらも、異業種とのコラボレーションなど、新たな取り組みにも積極的にチャレンジしています。

大切にしている考えを教えてください。

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現代は様々な生き方の選択が出来ますが、私は家のために生きてもいいと思っています。森家を存続させることは、法塔ベーカリーを存続させることと同義だと考えています。幼い頃から人生の目的の一つは、社長になることでした。大学卒業後は、居酒屋チェーンを運営する会社に就職。当時、ものすごい勢いで出店数を増やしている時期で、まともなマニュアルはありませんでしたが、がむしゃらに仕事と向き合いました。

 

同社に3年間勤務したのち法塔ベーカリーに入社しましたが、30代になり、様々な経営課題に直面。解決策を見つけるためには社内にいてはいけないと、商工会議所に足を運ぶなどし、本格的に経営の勉強を始めました。社長とはどういうことかを、私自身が深く理解していくことが大切だと考えています。

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当社へ依頼していかがでしたか?

フォレストファームさんとの出会いは、信用金庫で小池先生が経営サポートで担当してくださったのがきっかけで、もう長いお付き合いになります。その後も公的支援や専門機関の紹介、補助金申請のサポートなど、多方面でお世話になっています。特に税理士事務所を変えたのは、その後の経営に大きく影響したと実感しております。労務、売上改善、資金繰り…、経営に関する課題は山積していますが、困ったときになんでもぶつけられる先生方の存在は、とても大きいです。

 

2023年には、補助金を活用し、久里浜に本社機能を備えた新工場を建設することができました。職人による手作業が中心でしたが、製造工程の機械化を進め、作業の均一化が図れる体制を整えました。時間を要するパン生地の発酵も機械で制御するシステムを導入し勤務時間を合理化、高齢化や少子化などで深刻化が懸念される人手不足にも対応できるようにしました。

今後の目標を教えてください。

時代は今、変革期に入ったと確信しております。多様性が求められる時代であり、パンは腹を満たすだけではなく、栄養価としての機能的な側面、心を満たす嗜好品としての質も求められます。しかし、「変えてはいけないもの」もあると思います。これからも創業者の精神を受け継ぎ、安全安心で皆様に愛されるパンをつくり続けていくつもりです。そのために、日本の食文化の変化にどう対応していくかが重要と考えています。

 

次の100年を迎えられるよう、法塔ベーカリーに関わった全ての皆様に明るく楽しい未来が訪れるよう、従業員一丸となって頑張っていきたいと思います。また、地元の生産者とも連携し、パンづくりを通じて横須賀や三浦半島の地域課題を解決し、地元の盛り上げ役を担いたいと考えています。

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