お客様の声
有限会社魚瀬ゴム
代表取締役 魚瀬 以恵子 さん
御社の概要・事業内容を教えてください。
当社は1983年の創業以来、約40年にわたり大型タイヤを主原料としたゴムマット製品の製造販売を行ってきました。中でも主力商品である軽トラック荷台保護マットは、当社が日本で初めて製造した商品です。酪農用マットのサイズが軽トラックの荷台と同じサイズであることに着目し、商社への売り込みを行ったところ爆発的にヒットしました。
そのほか鉄道用防振マットや養生マット、厩舎マット、海洋資材など幅広い分野で活用いただける商品を取り扱っています。
大切にされている指針を教えてください。
社会に求められる製品を提供することと、従業員とその家族を大切にすることが、会社としての責務だと考え、お客様や従業員の声に常に耳を傾けるように努めています。年に数回行われる展示会や馬術競技会などは、お客様の声を直接聞ける貴重な機会です。名刺を頂いた方にお礼のメールを欠かさないなど、ご縁を大切にしています。
また、環境保全の観点からゴムマットの原料には粉末再生ゴムを使用し、良質のリサイクルマットをつくるために日々研鑽を積んでおります。コスト削減を推進し、地球にも財布にも優しい製品づくりを心掛けています。
当社への依頼のきっかけは?
現会長の魚瀬雅幸が病気になってしまったため、妻である私が代表取締役に就くことになりました。それまでほとんど経営に関わってこなかった私が社長になるなどあり得ないと思いましたが、腹をくくりできることからやろうと覚悟を決めました。まずは従業員に私の存在を受け入れてもらおうとトイレ掃除を毎日続け、頻繁に現場の様子を見に行きコミュニケーションをとるなど心掛けてきました。
代表取締役に就任した当時はまだ会長が仕事を続けていましたが、その後仕事に復帰することが難しくなってしまいました。いよいよ頼る人もいなくなってしまったため、地元の信用金庫さんに相談したところ、フォレストファームの森先生をご紹介いただきました。現在は、定例会議を設け、経営全般のコンサルをお願いしています。
当社へ依頼していかがでしたか?
経営の知識も実績もなかった私にとって、専門家にサポートいただけることは非常に大きな支えとなりました。以前は、前年度の業績を振り返っても何がよかったのか悪かったのか漠然としていましたが、毎月の数字を検証し長期・短期での事業計画や目標を立てたことで、着実に前に進んでいると実感しています。
また、専門家の視点で客観的に見ていただくことで、今まで気が付かなかった改善点を洗い出すことができ、やるべきことも少しずつ見えてきました。会長不在の状況で新製品を生み出すことは非常に難しいと感じていますが、今後も先生方のお力をお借りし、他社とのコラボレーションなども視野に入れつつ新たな製品を開発したいと前向きに考えています。