2025年は『ボウリング』をしましょう! ~スペアを取るコツは「246と369」~
- 大川 貴
- 5月2日
- 読了時間: 4分

みなさん、こんにちは!
フォレストファームの大川です。
ますますマニアックに進むボウリングブログは、第4フレームに入ります。
前回は、レーンの構造として「39枚の板目」があることと、「真っすぐ投げるためのコツ」についてお話をしました。
今回は、こちらをもとにして「スペアが取れるスゴ技」に迫ります。
スペアとは、「1投目で倒しきれなかったピンを2投目で全て(10本)倒すこと」です。
これがなかなか難しくて、1本しか残っていないのに、当たらないってことありますよね。
でも、ある法則を知っていると、スペアの確率がグーンと上がります。
ズバリそれは「369理論」と「246理論」です!
なんのこっちゃ???
これを、GoogleのGeminiくんに聞いてみたんですが、一般使用の「2.0 Flash」では正しい回答が得られず(いわゆるハルシネーション)、AIに対して優越感を覚えました(笑)
しかしながら、より高度な「Deep Research」では、あらゆる情報を収集・分析して、このマニアックな「スペアシステム」を見事に解説してくれました。
さすがに乾杯、いや完敗です。
では、どんな理論なのかと言いますと...
原則として、レーンの真ん中(1番ピン)より左側に残っているピンは、レーンの右側からスペアを狙います。反対に、1番ピンより右側に残っているピンは、レーンの左側からスペアを狙います。
この原則を、より精密化したものが「369理論」と「246理論」です。
初めに下図を見て、イメージを作っていただければと思います。
それ以降の文章は、読まないことをおすすめします。少しクドいので...
アンダーラインが引かれた5か所だけを読んでいただければ、おおかた分かるはずです。
(図1)

前回、レーンには39枚の板目があって、真っすぐ投げるためには、構える立ち位置(ドット)の板目と、狙う場所(スパット)の板目をラインで結ぶことが大事というお話をしました。
このプロセスにより、ストライクが出るラインが決まります(これを①のラインとします)。
例えば、①のラインが、右側のガターから10枚目の板目(ドット)に立って、同15枚目のスパットを通すとします。
これに、先ほどお話をしました「左に残ったピンは右から」、「右に残ったピンは左から」の原則を味付けしていきます。
ポイントになるのは、構える立ち位置だけを左右に移動して、狙うスパットは変えないということです(上記のとおり、ここで狙うスパットは15枚目)。
1番ピンの左隣にある2番ピンを倒したいときは、構える立ち位置を右側に3枚分移動します(ここでは7枚目の板目になります)。
さらに、2番ピンの左隣にある4番ピンを倒したいときは、構える立ち位置をもう3枚分(計6枚分)移動します(ここでは4枚目の板目になります)。
もうお分かりかもしれませんが、4番ピンの左隣にある7番ピンを倒したいときは、構える立ち位置をさらに3枚分(計9枚分)移動します(ここでは1枚目の板目になります)。
つまり、1番ピンより左側に残っているピンは、右側に「369」と移動していくことで、スペアを取ることができます。これが「369理論」です。
まわりくどく説明をしましたが、実はとても単純な話でした(汗)
今度は、真ん中より右側にピンが残った場合です。1番ピンの右隣にある3番ピンを倒したいときは、構える立ち位置を左側に2枚分移動します(ここでは12枚目の板目になります)。
続いて、3番ピンの右隣の6番ピンを倒したいときは、構える立ち位置をもう2枚分(計4枚分)移動します(ここでは14枚目の板目になります)。
くどくなりますが、6番ピンの右隣の10番ピンを倒したいときは、構える立ち位置をさらに2枚分(計6枚分)移動します(ここでは16名目の板目になります)。
つまり、1番ピンより右側に残っているピンは、左側に「246」と移動していくことで、スペアを取ることができます。これが「246理論」です。
以上、「369理論」と「246理論」は、いかがでしたでしょうか?
正直、それほど大したことではなかったですね。
でも、これを少し意識するだけで、スコアは20~30点アップするはずです。
こちらも、次回ボウリングに行く際は、ぜひ試してみてください!
【ひとり言】 『スペアこそが、成長と持続の礎』
ストライクは「華やか」で、スペアには「地味」なイメージがありますが、私はこの地味な「スペア」が大好きで、考え方の拠りどころとしています。
ストライクを「大成功」、スペアを「小さな成功」、ミスを「失敗」と定義した場合、①「大成功」・「大成功」・「失敗」の3フレームと、②「小さな成功」を3回続ける3フレームでは、同じ点数(結果)になります。
ですが、評価(信頼や信用)としては、後者②の方が有利ではないでしょうか?
※点数計算につきましては、第2回のボウリングブログをご参照ください。
スペアには、別の呼び名があります。1投目で上手くいかなかった実技をフォローするという意味合いで「カバー」と呼ばれます。
ビジネスにおいても、上手くいかないことは多々あると思います。
そんな中でも、カバー(改善)をしながら、小さな成功をコツコツと積み上げていくことが、事業の成長と持続の礎になるのではないかと感じています。
私も、お客さまにとって「スペア」のような存在になれるよう、日々精進していきたいと思います。
では、最後に1曲!
スペアの別名「カバー」といえば...
中島みゆき で『糸』
この度も、ご拝読ありがとうございました。
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