年商1億円企業の次のステップ 〜財務編②〜




こんにちは!

中小企業診断士/フォレストファーム取締役の小池です。

前回から貸借対照表に書かれていることについて解説をしていますが、今回は「資産の部」、「負債の部」の内容について解説をしていきます。


「資産の部」は、貸借対照表の左側に書かれており、流動資産、固定資産、投資その他の資産の3項目に分かれています。一言で言うと、「お金になるもの」が書かれています。文字通り、「資産」として把握されているものが記載されています。

具体的に言うと、銀行口座に入っている預金や自社の店舗に陳列している商品、倉庫に入っている在庫、あるいは生産設備等の機械や土地建物、積み立てている保険などです。


とてもざっくりな理解をするという意味で(そのような会計ルールは知らない)のですが、資産の部の上に記載があればあるほど現金に近く(流動性が高く)、下に記載があればあるほど現金に遠い(流動性が低い)資産であると捉えると分かりやすいと思います。


「負債の部」は、同じく貸借対照表の右上に書かれており、流動負債、固定負債の2項目に分かれています。一言で言うと、「誰かに払わなくちゃいけないもの」が書かれています。具体的に言うと、掛けで仕入れて未払いのもの、締日に締めてまだ支払いをしていない給料、金融機関からの借入金などです。


こちらもとてもざっくりな理解として、負債の部の上に記載があればあるほど、早く誰かに払わなくてはいけないものだと捉えると良いと思います。


貸借対照表は、ある日1日時点の「資産」「負債」「純資産」を示したものです。ある日1日というのは、通常は決算日ですね。決算の日の仕訳処理が全て終わった時点に存在する、「お金になるもの」と「誰かに払わなくちゃいけないもの」、さらに前回解説した「純資産」がいくらあるかということが示された書類になります。


説明をあえて飛ばしたのですが、『流動』資産と、『流動』負債という項目があると前述しました。これもざっくりの理解でいくと、『流動』とは=概ね一年以内、という意味です。すなわち、概ね一年以内に現金化できるものが『流動資産』、概ね一年以内に誰かに払わなくちゃいけないものが『流動負債』です。


例えば、流動資産より流動負債が多かったらどうなるでしょうか?

一年以内にお金がどこかで足りなくなることが推定できますよね。

「流動資産」÷「流動負債」を流動比率と言って、1を下回っていると、資金繰りに懸念がある状態だということが分かるのです。

いかがでしょうか?意外と難しくはないのです。

次回は、どこかの会社の貸借対照表を例示しながらもう一段理解を進めていければと思います。