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事業再構築補助金とは(第2回)



こんにちは!

中小企業診断士/フォレストファーム取締役の小池です。


事業再構築補助金の申請にあたって、押さえておきたい「3つのスケジュール」の考え方があり、今日はそのスケジュールの考え方について解説します。詳細はこちらの動画↓でも解説していますのでお時間ある方はご覧くださいませ!


押さえておくべきスケジュールのひとつ目は、公募スケジュールです。

経済産業省が実施する補助金のほとんどは、いわゆる「公募期間」というものが決まっていて、何年何月何日から何年何月何日までの間に申請書を出してね、という形になっています。最近では電子申請が主流になっていて、電子申請用のアカウントがないと申請できなかったりします。更に、電子申請のアカウントを取得するのに概ね2~3週間かかったりするので、アカウントをとっている間にタイムアップ!ということにもなりかねないので注意が必要です。


押さえておくべきスケジュールのふたつ目は、事業実施のスケジュールです。

補助金の対象となる経費(=補助対象経費)を使って行う取り組みのことを『補助事業』といいますが、これが初見の方にとって分かりにくい部分の一つです。一般的に、補助金の交付決定がおりてから完了報告を行うまでの間を『補助事業実施期間』と呼ぶのですが、この『補助事業実施期間』に支出した経費のみが補助金の対象となり、その一部が後から補助金として振り込まれてくる、という流れになります。つまり、『補助事業実施期間』にどのように事業を進めて行くかということが事業実施のスケジュールになります。


押さえておくべきスケジュールみっつ目が、事業化のスケジュールです。

事業化のスケジュール?という感じですが、これは『補助事業』が終わった後、どのようにビジネスにしていくか、ということです。お金をかけて投資をして、それで終わりではないわけで、その投資を活用してどのようにビジネスにしていくかを記載するのが事業化のスケジュールの部分です。


毎年いくつもの補助金申請にかかる事業計画書を見るのですが、主に後者2つ、補助事業のスケジュールと事業化のスケジュールについて理解しておられないものが多くあります。ここを明確に整理して事業計画書を記載すると、第三者にも読みやすい計画書になりますよ。

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