ブランディング、PR広報を担当している浦川です。
前回のブログでは「上手に広報して」のところで「マスメディア戦略5つのポイント」を説明させて頂きました。その中の最後の5つ目、今日は共感性を深堀します。
世の中にとって
① 面白い存在になって
② 上手に広報して
③ ファンをつくる。
②の『上手に広報して』のメディア広報編です。共感って何だろう?人は誰かに共感するときってどんなときなんだろう?今、世の中では「推し消費」が注目されています。メディア広報の時にもこの共感性はとっても大事です。メディアの向こうには一般の人たちがいます。その人たちが共感してくれるような記事をメディアの人達は書きたいのです。
共感されるビジネスになっているかを絵で表すとこんな感じです。
10メートルくらいの壁が目の前にあると想像してください。これを超えてやると言っているイメージです。そこに人は共感します。逆に1.5メートルくらいの壁の前に立っているとしたら共感は生まれるでしょうか?ここは結構難しいところです。みんなあまり大きいことは言いません。なにか遠慮というか、謙遜というか、日本人独特のそういう気分があります。本当は思っていても言わない人が多いです。でも、もったいないですよね。思っていることは言葉にして言わないと誰にも分ってもらえません。共感して応援したくてもできないです。思い切って言っちゃいましょう!
それではこの壁とはどのようなものでしょうか?それぞれ超えたい壁は違うと思いますが、最大公約数的に表現するとこういうものではないでしょうか?
理不尽なことや、矛盾、または慣習、常識、不平等などなど。こういうことをぶっ壊したいんだと思います。一度自分はビジネスを通して何を壊したいのか、そこから新しい何を生み出したいのかを考えてみるのもいいかと思います。メディアの人達はこういうような事に非常に興味があります。
例えば、70歳のおばあさんが一からプログラミングを独学で学び、ゲームを開発したというニュースを聞いたことがありました。非常に世の中の耳目を集め、共感が生まれたと思います。それは70歳で初めてプログラミングを学ぶチャレンジが、普通ではないからです。常識的に考えておかしいのです。明らかに予想外なのです。予想通りではないのです。権力に立ち向かうこともそうでしょう。凝り固まった慣習を変えようとすることなどもそうでしょう。そこに人は惹かれます。なぜなら、70歳のおばあちゃんがやれるんだったら、僕でも、私でもできるんじゃないか!という勇気をもらえるからです。
みなさんの商品、サービス、ビジネス自体をこの「壁」の観点で説明できた時、新たな共感が生まれ、新たな応援者が現れてくると思います。メディアの人も自ずと注目してくれるはずです。
今回は、「共感」のところを少し深堀してみました。人それぞれ、アウトプット、表現の仕方は違うでしょう。直接的に表現する人、間接的にする人、誌的に表現する人、どんな形でもいいと思います。でも一つ大事なことは、「伝わる」ということだと思います。是非皆さんの心の中に秘めた思いを社会に発信してください。思わぬ応援者、連携者、取引先が生まれてくるかも知れません。今回も最後まで読んで下さりありがとうございます。それではまた!
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