【第28号】「~現場改善のマネジメントツール~」
フォレストファームの森です。こんにちは。
もりブログでは、最近のトレンドや月刊誌などに取り上げられた話題から、ITやAI、経営、販売促進などの中小企業の経営に役立つ情報をお届けしています。
最近の3回程度は、ChatGPTについてお届けしてきましたが、今回は少しITやAIのテーマからは少し休憩して、現場改善のマネジメントツールとして超有名な5Sについてまとめてみたいと思います。
<乱雑なオフィスや工場で仕事の効率が上がりますか?>
例えば、こんなオフィス環境って、よく見る光景かもしれません。書類が山積みで、オフィス道具や事務用品が散乱しています。
こんな状態では、昔の書類を探し出すのも一苦労だし、ハサミひとつ見つけるだけで、10分掛かった、なんてことも日常茶飯事。これでは、仕事の効率があがるはずもありませんね。
まだ、オフィスならば、モノが散らかっていても怪我をする危険性は少ないですが、これが製造現場だったらどうでしょうか?
床に、大きな工具や、金属材料、刃物などが乱雑に置かれていたら、効率が上がらないばかりか、怪我もしてしまいます。
そこで、職場環境や製造現場環境を良くする取組の一つとして、「5S」が体系づけられました。
<「5S」って聞いたことあるよね>
皆さんも、「5S」っていう言葉は聞いたことがありますよね。ざっくり、言うと、
① まずは3S(整理・整頓・清掃)
整理:必要なものと、不要なものを選別して、不要なものを捨てる
整頓:必要なモノが、必要な時にすぐに取り出せるように、置場所、置き方を決め、表示をする
清掃:掃除をして綺麗な状態にするとともに、整理・整頓状況を細部まで点検する
② 3Sを維持するための清潔を図り4Sを実現
③ 最後に4Sの状態を維持するために「しつけ」で5Sを達成
<5Sを進めるメリット>
1.業務効率化が期待できる
2.コスト削減につながる
3.職場の安全性が良くなる
4.商品・サービスの質が向上する
5.チームワークの向上が期待できる
<企業の収益力の向上>
整理・整頓を徹底することで、無駄なく行動ができるため、ひとつひとつの行動にかかる時間が短縮されていきます。その結果、全体の効率化や生産性が向上します。その結果、企業の収益が向上します。
<社員の意識改革>
職場が乱雑で汚れていては、職場環境に誰も関心を払わなくなり、職場が荒れて、いずれ大きな事故につながってしまいます。また、そこで働く社員の士気が下がることで、生産性も低下し、企業の業績へも悪影響を及ぼします。
5Sの実行を通して、社員みずから、改善目標や改善活動が自発的に行動される社内文化をつくることで、モチベーションが高く、働きやすい会社を目指せます。
<おわりに>
今回は、現場改善の基本的なマネジメントツールである「5S」についてまとめてみました。
これからも、このブログで、AI分野・IT活用分野での情報をお届けしていきます。
では、また次回、お会いしましょう。
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