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もりブログ(第26号)~ChatGPT(AI)+RPAで業務の自動化~



【第26号】「~ChatGPT(AI)+RPAで業務の自動化~」

フォレストファームの森です。こんにちは。

もりブログでは、最近のトレンドや月刊誌などに取り上げられた話題から、ITやAI、経営、販売促進などの中小企業の経営に役立つ情報をお届けしています。

前回のもりブログ(第25号)では、今、世間で話題になっている「ChatGPT」の概要について解説をしました。今回のもりブログ」(第26号)では、「ChatGPT」の業務の適用例として、業務の自動化適用について、検討してみたいと思います。


<業務の生産性があがらない中小企業の現実>

大手企業と比べ、中小企業は業務の生産性が低いと言われている理由を、考えてみますと、以下のようなものが考えられるのではないでしょうか。

① 手作業や紙文書に依存していること

データのデジタル化が遅れており、業務処理が手作業や紙文書に依存している場合が多く、効率的な処理ができない。

② 社員のスキル不足等

社員のスキル不足や教育機会の不足により、効率的な業務処理ができない

③ ITシステムの未導入や適切な導入ができていない

IT人材不足や費用面の問題等により、ITシステムが十分に整備されておらず、OA化が遅れている。

④ 業務プロセスの改善に取り組まれていない場合が多い

業務プロセスの改善が不十分である場合、同じ作業を繰り返し行っていることがあり、非効率になっている。

これらの問題を解決するひとつの方法は、業務の流れを整理して、ルーチンワーク(繰り返し処理)的な業務については自動化してしまうことが有効です。


<RPA(Robotic Process Automation)とは>

RPAとは、PC上で行う業務をロボットで自動化するテクノロジーのことです。例えば、事務員さんが、毎週、従業員の勤務実績を、勤怠(打刻)ツールから、Excelにまとめなおしているとします。その作業の手順は①PCを開いて、②打刻ツールから勤務データを取り出して、③Excelに貼りつけて、③簡単なExcel関数を使って従業員ごとの勤務時間、休憩時間、残業時間を集計するといった流れになっているとします。

これをRPAでは、人間がPCなどの端末上で行ったキーボードやマウスの操作を記憶する技術によって、繰り返し正確に動作するよう、記憶された操作をベースに人間が手動でカスタマイズを加えてチューニングします。

カスタマイズの方法はツールにより異なりますが多くはプログラミングなどの知識がなくてもできるように設計されています。


<ChatGPTとRPAとの組み合わせると何ができる?>

ChatGPTは、日本語で質問すると、その質問に自然な日本語で回答してくれますし、テキスト文を与えると、意味を解読して要約もしてくれます。そんなChatoGPTとRPAを組みわせるとこんなこともできます。


●顧客からのアンケートや意見を自動判別して、クレームならば自動的に顧客対応部署に連絡する

ChatGPTを使えば、例えば飲食店のHPや食べログなどの紹介サイトに投稿される、「お客様の声」のテキストを分析し、感情を評価することが可能です。

「お客様の声の感情を特定し、ポジティブ、ネガティブを割り当ててください。」 とChatGPTに指示すれば、その投稿のトーンを識別して回答してくれます。

さらに、この作業にRPAを組み合わせることで、この作業を自動化できます。RPAツールがお客様の声をChatGPTに入力し、ChatGPTがポジティブ、ネガティブを判定する。ネガティブな投稿であれば、自動的に経営者の携帯に転送することでクレームに迅速に対応するといった事が可能になります。


これは、ほんの一例ですが、会社にあるさまざまな業務を、AIと自動化ツールのおかげで、自動化・効率化できる範囲が格段に広がりを持つのは間違いありません。

今後、このようなITトレンドを取り入れなければ、益々、企業の成長性に差がつく時代になってきたのだとも思います。


今回は、今、話題の「ChatGPT」がビジネスにもたらす影響ついて見てみました。これからも、このブログで、AI分野・IT活用分野での情報をお届けしていきます。

では、また次回、お会いしましょう。





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