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大川 貴

金融機関の融資に密接する『信用保証協会』とは?

更新日:7月19日


みなさん、こんにちは!

フォレストファームの大川です。


ファイナンス分野を担当している私からは、資金調達に関連する情報をお届けしています。

今回は、金融機関から融資を受ける際によく耳にする『信用保証協会』(略して「保証協会」と呼ばれます)についてお話します。


2024年6月28日をもって、新型コロナウイルス感染症に対応する「伴走支援型特別融資」の受付が終了しました。コロナ禍においては、多くの企業さまがご利用された融資制度と認識しています。


このような制度化された融資を金融機関から受ける際、重要な役割を担っているのが『信用保証協会』です。中小企業や小規模事業者(以下、中小事業者)には、十分な企業体力や信用力が備わっていないことが多く、金融機関から無担保・無保証で融資を受けるのは容易ではありません。


信用保証協会は、公的な機関である上、信用保証料を支払うことにより、企業が受ける融資を保証してくれる心強い味方なのです。万が一の際には、信用保証協会が、返済できなくなった融資金を返してくれるので(代位弁済といいます)、金融機関からの融資が受けやすくなります(=公的な保証人が付いていることになるため)。

※代位弁済後は、中小事業者と信用保証協会との間で貸借関係(求償債務といいます)が成立し、両者間の協議のもと、改めて返済計画が立てられます。


【信用保証制度の仕組み】


信用保証協会は、都道府県別に設置されていて、横浜市や川崎市などの政令指定都市には、自治体単体で設置されているところもあります。

(例)神奈川県信用保証協会、横浜市信用保証協会、川崎市信用保証協会 など

横浜市や川崎市に事業所を置く中小事業者は、神奈川県信用保証協会の利用はもちろん、横浜市信用保証協会や川崎市信用保証協会を利用することができます。

理念や方針については共通していますが、制度の内容が一部違うなど、それぞれ特徴がありますので、併用できるとより資金調達の幅が広がります。


今回は、信用保証協会の概要や仕組みについてお話してきました。

次回以降は、創業関連保証やセーフティネット保証など、主要な保証制度の内容についてご紹介していきたいと思います。ご興味のある方は、ぜひご覧いただけますと幸いです。

この度も、ご拝読ありがとうございました。



関連サイト


神奈川県信用保証協会ホームページ


横浜市信用保証協会ホームページ


川崎市信用保証協会ホームページ


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