【第38号】「事業計画を策定するコツ」について
フォレストファームの森です。こんにちは。
もりブログでは、ITやAI、経営、販売促進などの中小企業の経営に役立つ情報をお届けしています。
今回は、事業計画を策定するコツについて、ご案内したいと思います。
起業したい、ビジネスコンテストに出たい、融資を受けたい、資金繰りを良くしたい、補助金を申請したいなど、様々な場面で、事業計画が必要になってくる場面があります。
事業計画は企業の未来計画となりますが、「未来」なだけに何とでも書けてしまいます。
読み手側(融資だったら金融機関の職員、補助金やビジネスコンテストだったら審査員)を意識しないで、ご自身の夢・希望・想い・野望が先行してしまい、現実的ではない、事業計画が出来上がってしまうことも多いです。
しっかりとした事業計画を作るには、どのような視点を注意すれば良いのかを見ていきます。
【①事業計画の構成】
一般的な事業計画の内容はこのような内容になります。
1.会社概要(ミッション・ビジョン、経営者プロフィール、沿革、事業内容(概要))
2.現状分析(財務状況、強みと弱み、現状の課題)
3.市場分析(業界の現状と将来予測、ターゲット市場、競合分析)
4.今後の事業方針(事業コンセプト、狙い、目標)
5.事業内容(商品・サービスの詳細、ビジネスモデル、商品・サービスの独自性)
6.市場(マーケット)分析(市場規模、マーケティング方法、
7.運営計画(実施体制、実施スケジュール、リスク分析とその対策)
8.財務計画(収益の将来予想、資金繰り、投資効果)
上記のうち、1.から3.までは過去のことで分析が中心であり、分析した結果を踏まえて、4.以降の計画を立てる(将来構想立てる)という流れになります。
そこで、重要なのは、事業計画を進めると、どれくらい会社が成長するのだろう、という事業計画の信憑性が問われます。この信憑性に「クエスチョン?」が付くと、補助金は採択されませんし、融資も降りないということになります。
では、信憑性を上げるにはどのような視点で検証すれば良いのかを見ていきます。
【②事業計画を評価する5つの視点】
事業計画の信憑性をチェックする視点としては、私は事業計画に1)新規性、2)収益性、3)実現性、3)継続性、4)社会性が読み取れるかが大切だと思っています。
これらの、チェックポイントを意識して、策定した事業計画書をチェックすると、実効性の高い事業計画になります。
あと、信憑性が高い事業計画の特徴は「生々しい」といつもお話ししています。「生々しい」とは、記載されている内容が「より具体的」だし、より「体験に基づいている」し、より「実践的」なのです。事業計画でも、実例をあげて説明すると分かりやすくなります。
是非皆さんの、将来計画を磨き上げてあげましょう!
<おわりに>
今回は、事業計画について、見てきました。これからも経営にまつわる話題を取り上げていきたいと思います。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
では、また次回、お会いしましょう。
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