そよ風鑑定士という仕事
- 浦川 拓也
- 7月1日
- 読了時間: 3分

このあいだ、山下公園を散歩しているときに思いついた職業が「そよ風鑑定士」です。
くだらないことを言うねーと反応が来そうな、まあくだらないことです。なにせ心地よいそよ風が吹いてたんですよ。
なんでそんなことを考えたかというと、言わずもがなAIくんですよ。
世間はAI花盛り。AIくんが人の仕事を奪うってお話です。ホワイトカラーはいらなくなる。経理もいらない総務もいらない。税理士もいらない。銀行員もいらない。コンサルもいらない。イラストレーターもいらない。弁護士もいらない。なんでもいらなくなるらしいのです。
これまでの産業革命やIT革命ではなくなる仕事もあったんですが、それにより新たに生まれる仕事もあったんですよ。馬車の運転手は消えるけど、バスの運転手が生まれる。みたいに。
でも今回のAIくん革命は根こそぎ人のやることを奪うらしいんです。
じゃあ人は何をするんだろうと考えますよね。僕も考えたんです。
結論、「意味のない仕事がこれからの人がやる仕事になる。」です。
よくよく考えてみると、プロ野球選手っている?江戸時代にはいませんでしたよね。江戸時代に野球を真剣にやってる人がいたら、あいつはアホだと言われたはずです。そんな暇あったら畑仕事に精を出せと。畑仕事には意味がありますが、野球には意味がありません。大谷さんも生まれません。
ってことはですよ。野球に意味を持たせた人がいるんです。野球はすごいぞ!面白いぞ!興奮するぞ!ほら少年たちよプロ野球選手を目指しなさい!って感じで意味をつけて煽ったんですよね。
意味のないことに意味をみい出すことが重要になる。意味のあることはAIくんが得意ですから。
そこで僕は「そよ風」にいち早く目をつけたんです。今なら勝てます。そよ風は突然、偶然あらわれます。予約もできません。即興ですね。この「突然」「偶然」「即興」がAIくんはまだ苦手意識あるはずです。データがありませんから。
そよ風にものすごい意味を見出すのが「そよ風鑑定士」です。ここのそよ風は感動的だ。この海岸に時たま吹くそよ風は磯香りがする。このそよ風で三杯飯が食えるとかね。そして全国のそよ風をランキングする。そよ風で地方創生みたいなこともできるかもしれない。
妄想に近い想像ですが、案外ないこともないと思ってるんです。今あることを別の視点から見つめてみる。当たり前を当たり前にしない。そもそもなんでこんなことにこだわっているんだっけ。みなさんの周りにもいろいろヒントが転がっているかもしれませんよ。みなさんのビジネスの隣に「そよ風鑑定士」をどうぞ。
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