プライスレスな課題解決 パート①
- 浦川 拓也
- 3月28日
- 読了時間: 2分

マーケティングを考える時に大事なプライスレスな課題解決について説明します。
プライスレスとは文字通り、値段がつかないことです。例えば、人、愛、命、体験、出会い、思い出、家族、友人等々まさに値段はつけられません。あと、お土産、記念品、ご褒美、プレゼントなんかもはっきりした値段をつけづらいものですね。なので、このプライスレスな課題解決を商品やサービスでやると価格競争になりづらいし、他の商品に浮気されにくくなります。
もっと噛み砕くと、プライスレスな課題解決とは、この順番で考えてください。まずプライスがつくこと、例えば食事を提供するとか洋服を売る、勉強を教える等々。これらを手段に道具にしてプライスレスな課題を解決します。例えば、気分が上がる、勇気が出る、自信が持てる、安心する、楽しくなる、外出したくなる、などです。これらすべて価格を決めづらいです。勇気代っていくらですか?勇気はどこにも売っていません。そういうことです。プライスがつくものでプライスレスを生み出すのです。究極のプライスレスは世の中が良くなる、人を幸せにする、ですね。
今説明したことを具体的に考えてみましょう。「世の中の商品・サービスはすべて課題解決」のために存在します。人は自分の状況・状態、不満・不安の感情を解消しようとアクション(購買)を起こします。「アクション=課題解決」ですね。
想像してください。あなたの財布の中を。大概普通の人は何兆円も財布にお金が入っていません。限りあるお金に優先順位をつけながら大切に使っていきます。
課題解決の考え方はこうです。
顧客の状態→この間デートをすっぽかした・・・やばい・・・彼女怒ってる・・・どうしよう?
課題が生まれる→「彼女の機嫌をとりたい」
課題解決商品→「お花 バッグ 切腹最中」
「切腹最中」ってなんだ?これはサラリーマンの味方だそうです。1日に7,000個売れるそうです。想像つきますよね。大事なクライアントに謝罪しなくてはならない状態が生まれます。なんとか穏便に謝りたいという課題が生まれます。そこで切腹最中の出番です。クライアントの「切腹までは求めてないよ笑」というセリフが欲しいのです。この場を和ませたいのです。究極の課題解決商品だと思います。
次回は、もっとプライスレスな課題解決を深堀していきましょう。
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