
アイデアを出すときに考えるのは、人の根源的なことです。
人はなぜ笑うか、だったり、
なぜ人は寂しくなるのか、だったり、
なぜ人は怒ったり、嫉妬したりするのかってこと。
アイデアは人を相手に考えることなので、
人を見続けることが大事だと思うんです。
自分も見るし、誰かも見る。
そのなかで人の中に何を見るか?
誰が楽しむか?
本当にそれは楽しいか?
人は誰かに喜ばれることをどっかで望んでいるんだよね。
今日もビジネスの相談でした。
相談の中身は「売れなくなってきた」
商売が合わなくなってきたということです。
例えば、
日本人の生活スタイルが洋式化して、
着物や草履が売れなくなってきた。
みたいな感じです。
そういう悩みは毎日のように生まれては消えていきます。
時代は流れていくので、そこから遅れていくものは、
みんなの目に触れなくなっていきます。
そこを微調整してあげる必要があります。
江戸時代の人に何かを売りたかったら、
江戸時代の人が必要なもの、江戸時代の人が欲しいものを売る必要があります。
江戸時代の人に昭和のものは売れません。
令和の人に江戸時代のものは売れません。
そのずれを何とかしないと。
ずれをそのままにして、安くするとかしても売れません。
でも難しいのは、かの有名な「ほぼ日」の糸井重里さんがこう言っています。
「ほぼ日の判断基準は平安時代の人でもよろこぶか」
現代に生きる人も平安時代の人も一緒によろこぶような根源的な何かがないと、
ヒットはしないということでしょう。
ヒットしないというよりほぼ日は、一時の流行みたいなものは作らないということですね。
あー難しい。でも楽しい。
今回のアドバイスは、その両方を考えるためのアドバイスでした。
どういうことかというと、今の人の生活から遠ざかったその売れないものを、
今の人たちの生活スタイルに少し近づけてあげる。そういう感じ。
根源的な価値は変わらないけれど。
もっと具体化して発表できるときに詳しく説明しますが、
近寄っていく感じです。
近寄っていくときに、ずれを修正する接着剤みたいのがいります。
それは、市場をつくることです。
新しい市場を提案することです。
ブランコ売るために先に公園つくるみたいな考え方です。
ブランコ買ってくださいというのが仕事ではなく、
あなたの仕事は公園をたくさんいろんなところにつくる仕事なのです。
そういうアドバイスでした。
わかりづらくてごめんなさい。
アイデアを考えるって、もっともっとみんなやったほうが良いよ。
いいアイデアもそうでないアイデアもみんなアイデアです。
アイデアを考えてれば人は絶望しません。
人はどんな気分になりたいんだろう。
人はどんな景色がすきだろう。
人は人が大好きです。
人は人が大好きなんだけど、人で一番悩みます。
答えはわかっているのにね。
答えがわかっているのにうごけないのが人です。
人はそうやって生きています。
だからアイデアがいります。
人はアイデアを考え続けて人生を過ごします。
ほんのちょっとアイデアを出して、幸せになりたいんです。
「今日、寒いから鍋にしない!」
これもほっこりする最高のアイデアですね!
Comments