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浦川 拓也

浦川ブログ(第18号)コンサル事例②商売はやっぱりクソホド自分を出すしかない

更新日:8月30日



 前回に引き続きタンタン麺屋さんの事例を紹介しますね。まずはもう一度このお店の「売り」は何か?の確認です。言うまでもないですがタンタン麺です。メニューを見せてもらうと、お客さんのリクエストを受けすぎて様々な料理が並んでいます。主役であるタンタン麺がどこにあるんだという感じです。なのでグランドメニューをタンタン麵メインで作りなおしました。タンタン麵のこだわり、素材はどこから、出汁の取り方等々、しっかり伝わるように改変しました。それとメニューの削減です。多くなりすぎたメニューのせいでオペレーションに問題が生じていました。料理の提供スピードが落ちているのです。ランチタイムが稼ぎ時です。提供スピードが落ちるとお客の回転が悪くなり、機会損出を生み出します。あとは食材のロス防止ですね。そのあたりを話し合いながら大幅にメニューを刷新しました。

 

それと客単価アップのために生ビール、チューハイなどのアルコール類に「メガジョッキ」を選べるようにしました。メガジョッキは見た目にもエンタメだし、客単価もアップするし簡単にできるし、いいことづくめです。


 あとは店主のファン作りです。なぜこのお店をやっているのか?何を成し遂げたいのか?どんな想いでやっているのか?そのあたりをメニューの表紙でしっかり伝えます。「自分をクソほど出すんです」出さなければ伝わりません。こっそり商売はできないのです。自分を売ってファンになってもらってコミュニケーションをお客さんと取って欲しいのです。ただの飲食店から特別な存在になる。大手FC店にはできないことです。大手がやれないことを個人店はやりまくるしかないのです。

 

 そうしてリニューアルオープンして1か月、売上は1.5倍になりました。それとうれしかったのは、お客さんから話しかけられることが増えたと聞いたことです。店主の想いが少しずつ常連さんを中心に伝わり始めたんですね。人は意味を消費します。情報を消費します。お店は意味を伝えなければなりません。タンタン麺へのこだわり、店主の思い、創業ストーリー、すべて意味です。


お金をかけずに出来ることは沢山あります。みなさんの商売、お店、商品、サービスの意味がちゃんとお客さんに伝わっていますか?意味を伝えてファンになってもらい、商売繁盛につなげてください。



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