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2025年は『ボウリング』をしましょう! ~ 振り子運動とコントロール ~



みなさん、こんにちは!

フォレストファームの大川です。


大事な中盤を迎えたボウリングブログは、いよいよ第5フレームに入ります。

これまでのブログでは、「真っすぐ投げるコツ」として、ボールを構える立ち位置(ドット)と狙う場所(スパット)の活用についてお話をしてきました。

今回は、なんと!「狙ったピンに真っすぐ向かっていく投げ方」を伝授します。

まさか、ガリレオ・ガリレイが発見した物理の原理が関係するなんて...実に面白い!!


まず初めに、お詫びをして訂正いたします。

上の文面では「投げ方」と表現しましたが、正確には「転がし方」になります。

ボウリングのボールは、投げるのではく、転がすものであることをご承知おきください。


では、具体的にご説明します。

何かモノを「投げる」ためには、少なからず押し込む力が必要で、腕に負荷がかかります。

信じてもらえないかもしれませんが、あんなに重たいボウリングのボールを「転がす」のに、ほとんど力は必要なく、腕にも負荷はかかりません。

その理由が、以下の図1にあります。


(図1)



ボウリングの投球は、振り子の作用(重力・張力・遠心力)が使われます。

利き腕の「肩」が振り子の支点となり、「腕」は糸、「ボール」がおもりの役割を果たし、振り子運動がなされる仕組みです。

・構えた状態からボールを前に押し出す(プッシュアウェイ)

・押し出されたボールは重力と張力で振り下ろされる(ダウンスイング)

・肩を支点とした振り子運動により、身体の後ろに振り上がる(バックスイング)

・振り上がったボールは頂点で止まり、振り子運動で元に戻る(フォワードスイング)

・支点の肩とレーンの板面が垂直となる位置でボールを離す(リリース)

・リリース後、振り子運動の惰性により、腕が身体の前へ振り上がる(フォロースルー)


これが、ボウリングの投球の仕組みで、ここに力はほとんど必要ありません。

むしろ、力を入れることにより振り子作用が乱れ、正常なスイングに支障をきたします。

力を入れることが、コントロール(真っすぐ投げる)を狂わすことになるんです。


狙ったピンに真っすぐ向かっていく転がし方とは、この振り子スイングが答えになります。

いかがでしたでしょうか?

もちろん、体側に対して平行にスイングする事が前提ですので、こちらの意識もぜひ!

※上から見た絵が描けずにすみません。


前々回のブログ(第3フレーム)と前回のブログ(第4フレーム)、そして今回のブログ(第5フレーム)を組み合わせると、150点くらいは簡単に出せるはずです。

ぜひ、お試しください!



【ひとり言】 『力みはコントロールを乱します!』

ボウリングでは、無理な力を加えると、真っすぐに投げられないことが分かりました。

重力を使って、遠心力をエネルギーにする振り子スイング(環境に順応すること)が、ストライクやスペアという成功への鍵となります。


ビジネスの世界においても、力みは禁物です!

事業者さまには、やりたい事(力を入れたい事)がたくさんあると思いますが、そのやりたい事は、現在から将来の環境(市場のトレンド)にマッチしていますか?

世の中の流れに応じて、「やりたい事」と「やるべき事」を選別することが、経営をコントロールする上で重要な要素と感じています。

振り子スイングの原理が、皆さまの業績アップにつながることを、心より願っています。


では、恒例の最後に1曲!

物理(自然)の力が全てを制します...


B’z で『ミエナイチカラ』

この度も、ご拝読ありがとうございました。

 
 
 

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