【第22号】「~ECサイトの記事ライティング方法について~」
フォレストファームの森です。こんにちは。
もりブログでは、月刊誌などに取り上げられた話題から、IT、経営、販売促進など、経営に関係するような時事を読み解く記事をお届けしています。
もりブログ第23号となる今回は、販売促進会議(2023年2月号)の特集で「ユーザー目線の「ECサイト」チェックポイント」といった、ECサイトに関する記事が掲載されていました。
そこで、今回はECサイトの記事ライティングのノウハウ的なところを考えてみたいと思います。
<人はテキストを読まないらしい>
ECサイトなどでは、商品説明・販促記事・ユーザ評価など、様々な情報が掲載されていますが、その情報を読む側(ECサイトの訪問客)はどれだけの情報を見ているのでしょうか?
下記の図は、ウェブユーザビリティの第一人者である、ヤコブ・ニールセン博士が書いた「ユーザーはいかにテキストを読まないか」というコラムから引用したデータです。
文字が多くなればなるほど読むテキストの割合が低下することがわかります。
1,200ワードを超えるような記事を読む際は、その記事の20%程度しか読めていないことがわかります。
このコラムが発表されたのは2008年とのことなので、現在は、動画にシフトしていますから、2008年よりはもっと「文字を読まない」ということを前提にして、ECサイトなどの情報掲載を考える必要があるようです。
出典:U-Site『ニールセン博士のAlertbox』ユーザーはいかにテキストを読まないか
<ECサイトの情報掲載のポイント>
この特集の中で、Paidyの宮崎直人氏によると、情報掲載(UXライティング)で気を付けるべきポイントとしては、4つあるとのこと。
① 一文字でも短くする
✖定期購入はいつでもキャンセルすることができます。
●定期購入はいつでもキャンセルOK。
② 難しい漢字はひらがなで書く
✖メンテナンス中の為、暫くの間ご利用頂けません。
●メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません。
③ 丁寧すぎる言葉遣いにしない
✖詳細につきましては、ヘルプをご確認お願い致します。
●詳細はヘルプをご確認ください。
④ ユーザーが使う言葉で書く(専門用語は使わない)
✖決済処理中に予期しないシステムエラーが発生しました。
●決済に失敗しました
(出所:販売促進会議(2023年2月号) Paidy 宮崎直人氏 「読まれない」を前提に書くことが重要!ECサイトの使いやすさに直結するUXライティングとは)
なるほど! 4つのポイントに気を付けて文章を組み立てると、とてもシンプルで、さっと目に入ってきますね!
上記の4つのポイントをまさに実践されている、ECサイトをご紹介します。
高級傘のギフトECで「前原光榮商店」のサイトです。オンラインで買いやすくするために、上で説明した気を付けるべき4つのポイントが実践されていて、ガイドコンテンツがわかりやすい言葉で、丁寧に説明されています。
ぜひ、サイトを覗いてみてください。
<ECサイトで大切な表現方法とは(考察)>
普段、私もいくつかのECサイトで買い物をしますが、サイトの画面構成や、商品説明がわかりずらかったら、すぐ、そのサイトから離脱してしまいます。
情報掲載(UXライティング)に気を付けると、テキストの文章の変更だけで、CTR(クリック率)や購買率に大きな効果が期待できるかもです。
今回は、記事ライティングのノウハウについて、見てみました。いかがでしたでしょうか。では、また次回、お会いしましょう。
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