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年商1億円企業の次のステップ 〜マーケティング編⑤〜



こんにちは!

中小企業診断士/フォレストファーム取締役の小池です。今回は「年商1億円企業の次のステップ〜マーケティング編⑤〜」として、年商1億円規模の企業が取り組むべきメディア戦略についてお話しします。


前回までのブログでは、アナログなプロモーション活動(=地上戦)、デジタルなプロモーション活動(=WEB戦)について取り上げてきました。今回は中小企業が採るべき「メディア対策」についてお伝えします。


年商1億円規模の中小企業の販促の具体的なアクションは「地上戦」、「WEB戦」、「メディア戦」という3点で考える必要があり、最も重要なものは「地上戦」であると考えています。この「地上戦」を補完するものとして、「WEB戦」、「メディア戦」があります。


メディア戦の具体的な方法としては、1.媒体リストアップ、2.ニュースソース開発、3.メディアリリースの大きく3点が挙げられます。以下、詳細を説明します。



1. 媒体リストアップ

メディア戦略を成功させるためには、まず自社の情報を発信するための媒体をリストアップすることが重要です。具体的には以下のステップで媒体リストを作成します。


業界誌と専門誌のリサーチ

自社の業界やターゲット市場に関連する雑誌や専門誌をリサーチし、リストに加えます。例えば、フード業界であれば「食品新聞」や「フードジャーナル」などがあります。

ローカルメディアの特定:地域密着型のビジネスであれば、地元の新聞、ラジオ局、テレビ局をリストアップします。これにより、地域のターゲット層にリーチできます。


オンラインメディアのリサーチ

ウェブサイトやブログ、オンラインニュースサイトなどのオンラインメディアも重要です。Google検索やSNSを活用して関連するオンラインメディアを見つけます。


SNSインフルエンサーのリスト化

自社のターゲット層に影響力のあるSNSインフルエンサーをリストに加えます。彼らを通じて情報を拡散することで、大きな効果が期待できます。

メディアキットの確認:各メディアのウェブサイトでメディアキットを確認し、編集方針や読者層を理解した上でリストアップします。

コンタクト情報の収集

各媒体の編集部や記者の連絡先を調べ、コンタクトリストを作成します。LinkedInや公式サイトの「お問い合わせ」ページを活用します。


2. ニュースソース開発

メディアに取り上げてもらうためには、魅力的なニュースソースを提供することが必要です。以下の方法でニュースソースを開発する必要があります。


自社のストーリー発掘

自社のユニークな取り組みや成功事例、社会的貢献など、メディアが興味を持ちやすいストーリーを見つけます。


ニュース性の強化

本邦初、この地域初などの要素や、独自性の高さ、新しさをアピールします。これにより、メディアにとってニュース性の高い情報となります。


社会性の付加

SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み、環境保護、地域貢献、社会問題への取り組みなど、社会的に意義のある活動を強調します。これにより、メディアが取り上げやすくなります。


データや統計の活用

自社の業績データや市場調査の結果など、信頼性のあるデータを用いてニュース性を高めます。


タイムリーな情報提供

季節やトレンドに合わせた情報を提供し、メディアの関心を引きます。


3. メディアリリース

効果的なメディアリリースを行うことで、メディアに自社の情報を取り上げてもらいやすくなります。以下のポイントを押さえてメディアリリースを作成します。


ヘッドラインとリード

メディアリリースのヘッドラインは簡潔で魅力的に、リード部分では重要な情報を簡潔に伝えます。


詳細情報の提供

本文では、誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのようにを含めた詳細な情報を提供します。


ビジュアルの活用

写真やグラフなどのビジュアルを添付することで、視覚的に訴える力を高めます。


コンタクト情報の明記

最後に、メディアが問い合わせできる担当者の連絡先を明記します。

参考となるメディアリリースの作成方法については、以下のURL等を参考にしてください


メディアにとってニュース性の高い、インパクトのあるストーリーを提供することで、取り上げてもらいやすくなります。

メディア戦を上手く取り入れることで、中小企業でも大企業に負けない効果的なマーケティングが可能です。ぜひ、これらの手法を試してみてください。


以上、小池がお届けしました。次回のブログもお楽しみに!

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