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【第8回 浪漫酒場】「このAI、恐るべし…!」中小企業診断士が語る無料AIツールの衝撃 NotebookLMミニセミナーレポート

更新日:5月16日


フォレストファームが主催する「浪漫酒場」は、異業種の経営者・起業家が集い、熱く語り合い、新たな繋がりやビジネスのヒントを見つける特別な夜。毎回好評を博しているこの交流会に、先日、またしても多くの意欲ある経営者の皆様にお集まりいただきました!


2025年4月23日に開催された第8回「浪漫酒場」では、メインゲストとして有限会社魚瀬ゴムの魚瀬和久様にご登壇いただきましたが、その前に「これは知らなきゃ損!」と参加者全員が前のめりになったミニセミナーが開催されました。登壇したのは、弊社取締役の小池俊介。「使えてますか? NotebookLM」と題し、知る人ぞ知る「恐るべき無料AIツール」の活用法を、惜しみなく公開いたしました。


セミナー冒頭、「今日は本当に有料級のお話です!」と小池が断言すると、参加者の期待は一気に高まります。 NotebookLMとは一体何なのか? その基本から、ビジネスの現場で今日から使える具体的な活用例まで、その衝撃的な性能が次々と明かされました。


■ NotebookLMとは? AIノートの「新常識」を覆すツール


NotebookLMは、Webブラウザ上で動くアプリケーション。Googleの最新AIを搭載した「AIノート」だと小池は説明します。一見するとただのノートアプリのようですが、その最大の特徴は、PDFやウェブサイト、YouTubeなどの情報を自動で読み込み、ノートに記録してくれる点。さらに、mp3などの音声データ、テキスト、ドキュメント、Googleスライドなども読み込めます。


何が「恐ろしい」って、巷のAIツールで問題になりがちな「嘘をつく」(ハルシネーション)リスクが、NotebookLMでは起きにくいという点です。なぜなら、読み込んだ特定のソース情報だけを参照して回答を生成するから。これにより、例えば「このPDFに書いてあることだけを教えて」といった使い方が可能になるのです。


さらに、Googleはアップロードされたソース情報やチャット履歴を学習に使用しないと明言しており、情報漏洩のリスクも比較的低いと考えられます。GoogleドライブやGmailと同じように情報を扱うという点で、業務利用へのハードルが低いと感じる経営者も多いようです。そして何より、現状では有料版にしなくてもほぼ全ての機能が使えるというのですから、試さない手はありません。


■ ビジネス直結! NotebookLM 5つの「神活用」事例


小池は、自身の経験に基づいたNotebookLMの具体的な活用例を5つ紹介し、参加者を唸らせました。


1.  議事録作成が劇的に変わる!

    会議の音声データ(mp3など)をアップロードするだけで、NotebookLMが内容を読み込みます。「議事録を作成して、参加者ごとの発言概要と決定事項をまとめて」と指示するだけで、なんと約10秒で議事録が完成!*これには「え?そんなに速いの!?」と驚きの声が上がりました。これまで何時間もかかっていた議事録作成の時間が、劇的に短縮される可能性を示唆しました。


2.  難解な長文資料も「知ってる風」に!

    補助金の公募要領や交付規定など、平気で50ページや60ページもあるような長文資料。これをNotebookLMに読み込ませておけば、資料の内容に限定して質問に答えてくれます。まるでその分野にめちゃくちゃ詳しい専門家のように振る舞えるというのです。国から出るややこしい文書や論文なども同様に扱え、情報収集・理解の効率が格段に上がります。


3.  YouTube動画の「結論」を爆速で把握!

    気になるYouTube動画のURLを貼るだけで、NotebookLMが内容を読み込み、概要を把握できます。15分の動画をじっくり見る時間がなくても、動画の内容に基づいた回答を得られるため、「この動画で〇〇について結局どうなるの?」といった疑問にサッと答えられます。


4.  あなただけの「学習ノート」として

    自分が勉強したいテーマ(スタートアップファイナンス、特定の業界情報など)に関する様々な資料をNotebookLMに集約。それらの情報に基づいて質問したり、概要をまとめさせたりすることで、効率的な学習ノートとして活用できます。


5.  社内を効率化する「専用ボット」

    極めつけは、社内の特定業務を効率化する「専用ボット」としての活用。例えば、都道府県別に異なる社会保険料の計算テーブル や、会社の就業規則などを読み込ませたボットを作成し、社内で共有。従業員はボットに質問するだけで、必要な情報にすぐにアクセスできるようになります。これは社内問い合わせ対応の軽減にも繋がりうる画期的なアイデアです。


■ 進化が止まらない!衝撃の「新機能」


セミナーの終盤、小池はNotebookLMに最近(2025年4月に追加されたばかり)追加された「恐ろしい」新機能を紹介しました。これまでは自分でソースを探して追加する必要がありましたが、なんとNotebookLM自身が「〇〇について知りたいんだけど、このソースは何を追加したらいい?」という問いに対し、最適なソース候補をインターネット上から探し出して提示してくれるようになったというのです。提示された候補から選ぶだけで自動で読み込んでくれる機能に、「やべえなと」「仕事なくなったみたいな」と小池自身も衝撃を受けたことを語りました。


■ 導入への壁は低い!今すぐ試すべき理由


セミナーの最後に、小池はNotebookLMの活用を強く勧めました。無料プランでも「全く問題なく」使えるとのこと。ただし、ソースの自動更新がない、チャット履歴が消えるといった注意点や、ハルシネーションがゼロではないため参照元の確認は重要であること も正直に伝えられました。


そして小池は、織田信長の鉄砲隊が武田の騎馬隊を打ち破った長篠の戦いの例を挙げ、「鉄砲は当時高かったが、投資して並べたから勝てた。今、AIという強力なツールが無料でも使える。お金を出してでも投資する価値がある。新しい技術への投資を怠ると、武田の騎馬隊のようになってしまう」と、参加者に力強く語りかけました。


質疑応答では、音声データの文字起こし精度や、PDFからのテキスト抽出・エクスポートの可能性など、参加者からの熱心な質問が相次ぎ、その関心の高さが伺えました。


NotebookLMは、まさにビジネスの生産性を劇的に向上させうる「恐るべき」ツール。今回のミニセミナーは、参加者の皆様にとって、この強力なAIツールを自身のビジネスに取り入れる大きな一歩となったことでしょう。


■ 今後の「浪漫酒場」にもご期待ください!


フォレストファームでは、今回のような学びと刺激に溢れる「浪漫酒場」を今後も定期的に開催してまいります。異業種の経営者と交流し、最新情報を得て、ビジネスをさらに発展させたい方は、ぜひ次回の開催情報にご注目ください!


次回の開催日程やゲストスピーカーについては、決定次第、当社ホームページやSNS等でお知らせいたします。


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